引越しが決まったら、引越し業者を使うか使わないかを決めなければなりません。
また、引越し業者を使うのならば、どの引越し業者を使うのかを決めなければなりません。
引越し業者は全国に数多あり、その中から引越し作業を依頼する引越し業者1社を決定しなければならないのです。
では、その引越しの見積もりを取る時期、タイミングはいつがよいのでしょう。
引越し希望日から遡ると見積もりを取る時期、タイミングがわかる
引越しの見積もりは、できれば引越し予定日の1ヶ月前くらいに取りましょう。
遅くとも2週間には引越し業者を決めておきたいものです。
なぜなら、引っ越しの見積もりを取る時期が引越し予定日から起算して2週間をきると、「どの引越し業者にもトラックの空きがない」ということがあるからです。
また、引っ越しの見積もりを取る時期が引越し予定日から起算して1週間をきると、引っ越しの見積もり金額が上がる傾向にあります。
引っ越し予定日ギリギリになって見積もりを取ると引越し料金が上がってしまうのは、比べられる引越し業者の数が減るからです。
引っ越しの料金面から見ても、引っ越しの見積もりを取る時期は早いに越したことはありません。
引越しの見積もり日が引越し希望日に近ければ近いほど料金が高くなる理由
引越しまでの期間が短い見積もりでは引越し料金の見積額は高くなります。
上にも書いたようにあまりに引越し希望日が急だと、トラックの空きがなくなり見積もりを出せる競合他社が減って、その結果、引越し業者は強気の見積額を出してくるのです。
例えば大手引越し業者。
引越しの予定日が近いと「仕事が無い」と思われたくないという思いもあってか、かなり強気の見積額になり、場合によっては見積もりを出さない引越し業者もあります。
そうなると引越しを引き受けられる引越し業者はかなり絞られ、必然的にどの引越し業者も割高な見積もりを提示してくることになります。
見積もり日が引越し希望日に近いと、荷造りが間に合わないというリスクがある
引越しというサービスは引越し業者と、引越しを依頼するユーザー双方の協力の下に成り立ちます。
引越し当日の運搬作業は引越し業者が行いますが、小物などダンボールにまとめなければならないものはユーザーが引越し当日までに運搬できる形にしてなければなりません。
それが荷造りです。
荷造りの期間が短いと時間が足りないことが原因で荷造り自体が不完全になり、荷物の破損の原因になります。
この荷造りの不完全を避けるためには、ラクラクコースやお任せパックなどの荷造り付きの引越しにする必要があります。
つまり、引越し業者に荷造りまで任せるコースを選ばざるを得なくなるのです。
この荷造りを含むラクラクコースやお任せパックなどはとても高額になります。
荷造りにかかる料金は、引越し料金と同等、安くても3分の2程度かかると思ってください。
例えば、運搬が10万円の引越しで荷造りを引越し業者にお願いすると、荷造り料金は6万円~10万円になると思ってください。
荷造りの期間を有余に入れた引越しの見積もりの時期、タイミング
引越し業者を決めた日から、引っ越し予定日まで = 荷造りの期間
引越しの見積もりを取って、比較、検討して引越し業者を決めると、そこで初めて荷造り用のダンボールをもらえます。
引越しの見積もりだけではダンボールはもらえません。
では、先回りして引越しの見積もりの前に、つまり、引越し業者から貰わない状態で自分でダンボールを用意しようとすると、ダンボールの値段は1枚250円~300円。
30枚のダンボールで荷造りしようと思ったら、ダンボールを用意するのに最低でも7,500円もかかってしまいます。
引越しの見積もりを取った後でダンボールは引越し業者から無料で貰えることを知ったなら、これほど無駄なことはありません。
ダンボールは引越し業者から貰うと決めて、荷造りにかかる期間を考えると、引越しの見積もりを取る時期が見えてきます。
引越し当日までに荷造りを終わらせるには、何時から始めたら間に合うのか。
それが引越しの見積もりを取るタイミングです。
個人差はありますが、荷造りは2週間くらい前から取り掛かると安心ですから、やはり引越しの見積もりも引越し予定日の2週間前には取っておきたいものです。