新築に引っ越す予定ですが、引越し業者に家に傷をつけられないか心配です。
建物や家具に傷をつけられないようにするにはどのような点に気をつければいいですか?
A.ほとんどの引越し業者は荷物を運び込む前に、建物に傷や汚れをつけないよう養生をします
引越しにおける養生とは家具、家電などの運搬作業の際に、建物の汚損を防ぐために布や板で保護することです。
この養生は搬入先が新築でなくても必ず行いますが、新築であればさらに念入りにカバーして運搬作業を行います。

養生された玄関。壁は養生シートで完全に覆い、床にはマットを敷き詰めて運搬作業を行う
養生で建物の内外ほとんどをカバー
養生は建物の内外問わず、作業員の導線になる箇所のほとんどに行います。
集合住宅であればエントランスやエレベーターまで養生します。
搬入先が二階建て以上の建物なら、廊下や階段といった作業員の導線になる箇所には入念な養生が行われます。

集合住宅のエレベーターの養生。建物の内外を問わず運搬作業の導線には必ず養生するのがよい引越し業者
建物をどこまで養生するか見積もりのときに確認が必要
新居が新築で引越しのときに傷がつかないか心配であれば、引越しの見積もりのときに、どこまで、また、どのように建物を養生するのか引越し業者に確認しておきましょう。
また、見積もりのときに、引越し先、新居の建物のわかっている限りの情報を引っ越し業者に伝えましょう。
引越し当日になって「養生資材が足りない」とか、「時間がなくて養生できない」などのトラブルを未然に防ぐことができます。

よい引越し業者は建物のエントランスから養生してくれます。新居の状況がわかっていれば、この養生資材が足りないという事態を防ぐことができます。